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W2
2006-04-07
!←最早理解不能。今回は、起承転結で言えば、「承」の部分。
起承でボケやって、転結でシリアスになる予定。
あくまで予定。
ボケ心はいつも千秋に(何)。
構成としては、各話起承転結を守る。
大体予想つくと思いますが。
WISHBONEのそれぞれの頭文字をタイトル。
プロローグとエピローグを足して全10話。
あと重要な事でありますが。
名無し=使い捨てキャラ
その話が終われば、二度と出てこないという……。
だから、直情さんもチビさんも二度と出てこない……。
と、思う。
あくまで、予定。
あんまり登場キャラ増やしたらごちゃまぜになりそうなんで(苦笑)。
各話ごとに登場キャラが全く異なる予定なんですよ。
構成上。
だから、名前なしでもなんとか分かるよう愛称で、なんとか(苦笑)。
頑張ります。
あー、アジカン最高!(笑)。
BUMPの次はアジカンだな。うん。
では、この辺で。
以下、WEB拍手返信。
>そうかぁ、椅子は放置かぁ。まぁ、俺もサイト製作放置ぎみだけどね(ぉぃ
最後までは行ったんだよ。ただな、愛した人を諦める理由が無くてだなぁ……難しい。普通は諦めないからこれまた厄介。
性格上振られたぐらいでは、諦めないタイプにしたからな。
ま、プロットを考えてなかった私が悪い。うん。
>そういやテンペスト、更に発売延期になったねぇ。これはまさしく受験に向けて勉強しろと言う神の啓示!(何
マジですか……。
いや、いいけどな。グラフィックがなぁ……なりダン系で良いのに、何故に3Dに?
ま、予約する時連絡してくれ。一緒に行こう。
というわけで、上記二つとも同じ人とみた。
では。
「ほ、本気で食べるの……? それ」
「あ、当たり前だ! これぐらい食べられないでどうする!」
「どうするって……体壊しても知らないよ? それに肉ばっか」
「私は肉食なの! だから、問題ナシ!」
宣戦布告をした後、予定通り食堂に来ていた。
この食堂は、所謂バイキング方式の奴もあれば、店屋物の様に頼むものもある。
後者は基本的に並ばないといけないので、私達はいつも前者を選んでいる。
――それにしても……自分で言っててなんだが、食えるかな? これ。
先にシノに並ばせて、シノが取った奴の目分量で二倍は取った。
さらに自分が好きな肉系を色々入れてると……
大皿三枚分となったわけだ。
「いいや、いかん! 私は負けられない危機的状況に陥っているのだ! 死ぬ気で食わねば!」
「さっきから誰と戦っているんだよ……はぁ」
とりあえず、目先の目標である肉の塊を処理すべくフォークを滑らせた所に、気楽な声が後ろの方からやってきた。
――奴か……。
身長120cm。体重32kg。
特徴チビ。性格チビ。存在チビ。
「チビ、チビうるせぇ! それって、種族差別だぞ? わかってんのか、この直情野郎!」
「直情で何が悪い! それに、私は野郎では無いわ! このチビ!」
「ふ、二人とも声が大きいって! ここ、食堂!」
「「うるさいっ!」」
「はぁ……またか。あ、今のうちに食べとかないと!」
――20分後。
「熱い。誰かさんのおかげで、すっごく熱い」
「ふ、チビには熱さを我慢する事も出来ないのか」
「んだと……? 俺はお前のせいで、飯も食ってないんだぞ。それで、何か? まだやるってか? いいだろうよ、勝負してやろうよ。かかってこいや!」
「止めろって、言ってるだろ!」
今、私達は燦々と降り注ぐ太陽の下、日向ぼっこと洒落込んでいる。
事情は察してくれ。頼む。
それで、まだ懲りない私達にとうとうシノが怒り出したってわけだ。
喧嘩するほど仲が良いというのに。
「わぁった、わぁった。俺が悪かったよ。ん? 俺が悪かったか? どちらかというと……俺じゃないような気がする。てか、始めたのそっちじゃねぇか!」
「チビの戯言なんぞ、知らんな」
「はっはっは、またまた種族差別だよ。まいったな、こりゃ。犬神様はどうやら大層お偉いようで」
「まぁ、少なくともチビ神様よりはお偉いな。あんな陳腐なご利益なんかよりは」
「はっはっは、馬の耳に念仏だよ。まいったな、こりゃ……てか、潰す! いますぐ潰す! 真っ先に潰す! その耳逆向きにしちゃるわっ!」
「あぁ、神様……なぜ僕に力を与えてくださらないのですか。てか、先生! なぜ、僕も外!?」
――30分後。
あれからまた、食堂に戻ってこれた。
どうやら次やると、監禁かモルモットの二択らしい。
後者は、現在の状況と変わらないと思ったりもしたが、きっと私達にはまだ知らないモルモットがあるのだろう。ということで、納得しておく。
「とりあえず、これから君達の発言権を奪います。よって、どうしても発言したい時は手を上げてください」
シノが事務的に告げる。
全く話せなくても、騒ぐ方法はいくらでもあるというに。
いや、別に。騒いで困らせたいわけではないぞ。
そりゃ、ちょっとは慌てる顔も良いかなとか思ったりもしないでもないが。
「僕は今から『連帯責任』というのを辞書で調べ直しますから」
なんだシノは連帯責任も知らないのか?
連帯責任っていうのはだな、一緒にいたら全部しょっ引こうっていう、治安維持法みたいなせこい奴だよ。強制力は無いはずだけど。
あ、手を上げないと話せないんだった。
とりあえず、手を上げよう。
「複数の者がある行為について連帯して負う責任……か。ある行為っていうのは、騒いだ事。複数のものっていうのは、この場合は黙っている二人。ん? なんだ、手を上げてるのなら言ってよ」
「お前が、黙ってろって言ったんだろう!」
「結論から言って、僕は連帯責任に入らないと思うんだけど。君はどう思う?」
「結論から言って、入るな。大体、何かと理由をつけてしょっ引くためのものに、逃げ道は無い!」
「なるほど、正論かも。って、何かと理由をつけてしょっ引くって……法律じゃあるまいしな」
話しこんでいると、ついついチビの存在を忘れてしまうが、どうやらさっきから手を上げていたようだ。
「ごめんごめんって二人とも、さっきのは冗談だから別にいいんだよ。話しても」
「「冗談に見えなかった」」
連帯責任を調べるところなんかが、特に。
どうやらそれは、チビも思ってたようで不覚にもハモってしまった。
「いや、その連帯責任っていう話とは微妙にずれるかもしれねぇけどよ。しょっ引く奴にも問題があるんじゃないか? 俺、さっきのゴリ先生は嫌いだな。誰かさんのおかげで、差別する奴には敏感なんだ」
全く、なんでこう私の周りには根に持つタイプが多いんだろうか。
そんな事では、もてないぞ。
ま、チビはどうでもいいし。シノはもてない方が良いけど。
「え? ゴリ先生って差別するの? あの先生、優しいって評判だったような……ほら、包容力があるとか」
「甘い、甘いよ。ったく、差別されてる奴がこれだもんなぁ……そりゃ、評判良いわ」
「あんまり会わないからなんとも言えないし、そうだとしても仕方ないよ」
苦笑いしているシノ。
シノはここの施設の中でも、いろんな意味で特別だ。
大体、ここで完璧な人間などシノぐらいだ。
「だから、それが差別だって言ってんだよ。確かに、今は敵国よ。人間はさ。だけど、シノは人間だけど、それをどうこう言わないじゃん。俺とも普通に接してくれてるし。どっかの誰かとは違って」
チビの将来は、独身で一人寂しく死ぬ事。決定。
「まぁ……大人には大人の事情があるとも言うから……」
「お前がどうこう言おうが、俺は嫌いなの。ダチを差別する奴を許せるか? 許せないだろう?」
「……ありがとう、そうだね。許せないよね」
シノが笑う。不覚にも笑わせたのは、チビだけど。
それでも、やはり笑った顔は皆良い。楽しくなる。
「だろう? そして、俺達は友達なわけだ」
「そうだね、勿論!」
あー大体読めてきた。
「よし、では我が友よ! 一緒に我等の目の前にいる直情魔人の耳をへし折ろうではないか!」
「え、あ、えーっと……おぉ~」
チビの将来は、今途絶える事。決定。
「あ、当たり前だ! これぐらい食べられないでどうする!」
「どうするって……体壊しても知らないよ? それに肉ばっか」
「私は肉食なの! だから、問題ナシ!」
宣戦布告をした後、予定通り食堂に来ていた。
この食堂は、所謂バイキング方式の奴もあれば、店屋物の様に頼むものもある。
後者は基本的に並ばないといけないので、私達はいつも前者を選んでいる。
――それにしても……自分で言っててなんだが、食えるかな? これ。
先にシノに並ばせて、シノが取った奴の目分量で二倍は取った。
さらに自分が好きな肉系を色々入れてると……
大皿三枚分となったわけだ。
「いいや、いかん! 私は負けられない危機的状況に陥っているのだ! 死ぬ気で食わねば!」
「さっきから誰と戦っているんだよ……はぁ」
とりあえず、目先の目標である肉の塊を処理すべくフォークを滑らせた所に、気楽な声が後ろの方からやってきた。
――奴か……。
身長120cm。体重32kg。
特徴チビ。性格チビ。存在チビ。
「チビ、チビうるせぇ! それって、種族差別だぞ? わかってんのか、この直情野郎!」
「直情で何が悪い! それに、私は野郎では無いわ! このチビ!」
「ふ、二人とも声が大きいって! ここ、食堂!」
「「うるさいっ!」」
「はぁ……またか。あ、今のうちに食べとかないと!」
――20分後。
「熱い。誰かさんのおかげで、すっごく熱い」
「ふ、チビには熱さを我慢する事も出来ないのか」
「んだと……? 俺はお前のせいで、飯も食ってないんだぞ。それで、何か? まだやるってか? いいだろうよ、勝負してやろうよ。かかってこいや!」
「止めろって、言ってるだろ!」
今、私達は燦々と降り注ぐ太陽の下、日向ぼっこと洒落込んでいる。
事情は察してくれ。頼む。
それで、まだ懲りない私達にとうとうシノが怒り出したってわけだ。
喧嘩するほど仲が良いというのに。
「わぁった、わぁった。俺が悪かったよ。ん? 俺が悪かったか? どちらかというと……俺じゃないような気がする。てか、始めたのそっちじゃねぇか!」
「チビの戯言なんぞ、知らんな」
「はっはっは、またまた種族差別だよ。まいったな、こりゃ。犬神様はどうやら大層お偉いようで」
「まぁ、少なくともチビ神様よりはお偉いな。あんな陳腐なご利益なんかよりは」
「はっはっは、馬の耳に念仏だよ。まいったな、こりゃ……てか、潰す! いますぐ潰す! 真っ先に潰す! その耳逆向きにしちゃるわっ!」
「あぁ、神様……なぜ僕に力を与えてくださらないのですか。てか、先生! なぜ、僕も外!?」
――30分後。
あれからまた、食堂に戻ってこれた。
どうやら次やると、監禁かモルモットの二択らしい。
後者は、現在の状況と変わらないと思ったりもしたが、きっと私達にはまだ知らないモルモットがあるのだろう。ということで、納得しておく。
「とりあえず、これから君達の発言権を奪います。よって、どうしても発言したい時は手を上げてください」
シノが事務的に告げる。
全く話せなくても、騒ぐ方法はいくらでもあるというに。
いや、別に。騒いで困らせたいわけではないぞ。
そりゃ、ちょっとは慌てる顔も良いかなとか思ったりもしないでもないが。
「僕は今から『連帯責任』というのを辞書で調べ直しますから」
なんだシノは連帯責任も知らないのか?
連帯責任っていうのはだな、一緒にいたら全部しょっ引こうっていう、治安維持法みたいなせこい奴だよ。強制力は無いはずだけど。
あ、手を上げないと話せないんだった。
とりあえず、手を上げよう。
「複数の者がある行為について連帯して負う責任……か。ある行為っていうのは、騒いだ事。複数のものっていうのは、この場合は黙っている二人。ん? なんだ、手を上げてるのなら言ってよ」
「お前が、黙ってろって言ったんだろう!」
「結論から言って、僕は連帯責任に入らないと思うんだけど。君はどう思う?」
「結論から言って、入るな。大体、何かと理由をつけてしょっ引くためのものに、逃げ道は無い!」
「なるほど、正論かも。って、何かと理由をつけてしょっ引くって……法律じゃあるまいしな」
話しこんでいると、ついついチビの存在を忘れてしまうが、どうやらさっきから手を上げていたようだ。
「ごめんごめんって二人とも、さっきのは冗談だから別にいいんだよ。話しても」
「「冗談に見えなかった」」
連帯責任を調べるところなんかが、特に。
どうやらそれは、チビも思ってたようで不覚にもハモってしまった。
「いや、その連帯責任っていう話とは微妙にずれるかもしれねぇけどよ。しょっ引く奴にも問題があるんじゃないか? 俺、さっきのゴリ先生は嫌いだな。誰かさんのおかげで、差別する奴には敏感なんだ」
全く、なんでこう私の周りには根に持つタイプが多いんだろうか。
そんな事では、もてないぞ。
ま、チビはどうでもいいし。シノはもてない方が良いけど。
「え? ゴリ先生って差別するの? あの先生、優しいって評判だったような……ほら、包容力があるとか」
「甘い、甘いよ。ったく、差別されてる奴がこれだもんなぁ……そりゃ、評判良いわ」
「あんまり会わないからなんとも言えないし、そうだとしても仕方ないよ」
苦笑いしているシノ。
シノはここの施設の中でも、いろんな意味で特別だ。
大体、ここで完璧な人間などシノぐらいだ。
「だから、それが差別だって言ってんだよ。確かに、今は敵国よ。人間はさ。だけど、シノは人間だけど、それをどうこう言わないじゃん。俺とも普通に接してくれてるし。どっかの誰かとは違って」
チビの将来は、独身で一人寂しく死ぬ事。決定。
「まぁ……大人には大人の事情があるとも言うから……」
「お前がどうこう言おうが、俺は嫌いなの。ダチを差別する奴を許せるか? 許せないだろう?」
「……ありがとう、そうだね。許せないよね」
シノが笑う。不覚にも笑わせたのは、チビだけど。
それでも、やはり笑った顔は皆良い。楽しくなる。
「だろう? そして、俺達は友達なわけだ」
「そうだね、勿論!」
あー大体読めてきた。
「よし、では我が友よ! 一緒に我等の目の前にいる直情魔人の耳をへし折ろうではないか!」
「え、あ、えーっと……おぉ~」
チビの将来は、今途絶える事。決定。